アドラー心理学を聞いた事はありますか?

「アドラー心理学」を聞いた事はありますか?

ベストセラーになった
「嫌われる勇気」
で、一躍アドラー心理学が脚光を浴びました。

今回はアドラー心理学についてお話ししていきます。

アドラーの嫌われる勇気ってどんな本?

この本の主張を簡単に説明すると、

「幸せになる為に嫌われてもいいから、自分らしく生きよう!」

というものです。

内容は二人の登場人物の掛け合いで進行していきます。

専門的な知識が無くても十分理解できます。

ただ、殆どの人にとって聞いた事の無い、新しい考え方や
概念が説明されるのでその部分を本当の意味で理解する為には、
何度も読み直す必要があるかもしれません。

そしてそれらの考え方や概念の中で最も大切なのは、

「共同体感覚」

というものです。

共同体感覚とは平たく言うと、
「全ての人間は仲間である、と心から信じる気持ち」です。

まず、アドラー心理学は人の悩みは全て「対人関係」から発生している、
という考え方からスタートします。

そして「課題の分離」というステップを経て

最後に「共同体感覚」を習得するのがゴールです。

課題の分離とは、自分の課題と他人の課題を切り分ける、という考え方です。

自分の課題とは自分がコントロール出来ること。

他人の課題とは他人しかコントロールできないことです。

例えば、「テストで良い点数を取る」という目標は頑張って勉強すれば
達成できるので、自分でコントロールできる「自分の課題」と言えます。

逆に、「テストで良い点数を取って周りの人達から評価される」という目標は、
評価されるかどうかは周りの人達によって決まるので、他人しかコントロール
できない「他人の課題」と言えます。

本著のタイトルの「嫌われる勇気」とはこの部分を指した言葉です。

つまり、嫌われる勇気とは、周りの評価という自分がコントロール出来ないもの
(他人の課題)に振り回されないように生きなさい、ということなのです。

「自分の人生」を生きる為にはどうすればいいのか?

自分の人生を生きて幸せを手に入れるためには、
前述した「課題の分離」という考え方が必要不可欠です。

課題の分離をする為には、まず物事一つ一つを「誰の課題なのか」考えましょう。

そして自分の課題か他人の課題かが分かったら「他人の課題には介入しない」
そして「他人に自分の課題に介入させない」ことを決めてください。

アドラーは相手の課題に介入することは「無責任な行為」だと主張しています。

何故なら相手の課題に関与することはすなわち
自分の課題を疎かにする自分本位な行動だからです。

例えばテスト勉強の場合、
「自分がどれだけ良い点数を取れるか努力する事」が自分の課題です。

逆に「周りの人たちがあなたの点数を見て評価する」ことが他人の課題です。

この時、自分が他人の課題に関与したらどうなるでしょう?

恐らく周りの人たちから評価を得る事が目的になってしまいます。

「周りから評価を得る事をモチベーションにして勉強を頑張る人
だっているんだから、評価を得る事が悪い事とは言えないんじゃないか?」

と指摘されるかもしれません。

確かに評価をモチベーションにする人もいますし、それは悪いことではありません。
ただし、それだと自分の意思決定は周りに左右されてしまいます。

例えば、1点でも取れば周りから評価されるのならば、
1点を取る為の努力しかしないはずです。

逆に100点を取っても周りから評価してくれないならば、
勉強自体をやめてしまうと思います。

評価は他人がするので自分はコントロールできません。
なので評価を得られる事を目的にしてしまうと、
他人に自分の意思決定を委ねる事になってしまうのです。

なので、アドラーは自分がコントロールできるものを疎かにし、
他人しかコントロールできないものを気にする事は自分の意思決定、
ひいては自分の人生を他人に委ねる「無責任な行為」だ、と指摘しているのです。

そして、他人の評価を気にしないという事は「嫌われる勇気」を持つことなのです。

まずは、これは誰の課題なのかを考える「課題の分離」から始めてみましょう。

課題の分離についてより詳しく知りたい方は以下の動画をオススメします。

9分26秒から解説が始まります。



 

共同体感覚


最後に共同体感覚について詳しく解説していきます。

共同体感覚については上で「全ての人間は仲間である、と心から信じる気持ち」
と説明しましたが、具体的には3つの要素から成り立っています。

1つは「他者信頼」です。

これは無条件で他人を信頼する気持ちです。

お金とか損得ではなく、無条件で、というのがポイントです。

仲間を信頼するのは仲間であるという理由以外にありません。

全ての人間は仲間である、と考える共同体感覚は全ての他人を
信頼するということなのです。

2つ目は「他者貢献」です。

これは他人に貢献することです。

アドラー心理学での幸せの定義は「他人から必要とされること」とされています。

そして他人から必要とされる為には、他人に貢献することが大切だということですね。

ただ、他人から必要とされる事と他人から評価されることは同じだと
勘違いしてはいけません。

評価されることと必要とされることは違います。

評価されることを目的としている人は、評価されなければ動きません。

つまり、メリットが無ければ他人に貢献しないのです。

必要とされる事を目的としている人は、必要とされる為に
メリットが無くても他人に貢献します。

それが他者貢献です。

3つ目は「自己受容」です。

これは、自分は価値のある人間だ、と自分を信じる気持ちのことです。

誰かに貢献したから価値がある、これだけ頑張ったのだから価値がある、
と思うのではなく、

長所も短所も含めたありのままの自分を受け入れる、
ということが自己受容です。

共同体感覚とは自分は価値のある人間で、全ての人が仲間だと信じる気持ちです。

どれだけお金が沢山あっても、周りの人達から必要とされていない人は
幸せといえるのでしょうか?

どれだけ人に尽くしても、自分は価値の無い人間だと思っている人は
幸せといえるのでしょうか?

人にとっての本当の幸せとは何なのか。

もしかしたらこの本があなたの人生を変えてくれるかもしれません。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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