日本を「にほん」と「にっぽん」と読むときの基準ってなにかあるんでしょうか?

ある日、ニュースを見ていてふと気になりました。日本を「にほん」と言ったり、

「にっぽん」と言ったりしている。何か読むときの基準やきまりなどがあるのだろうか?疑問に思いました。

「日本」という国名には、「にほん」と読む場合と、「にっぽん」と読む場合の2種類あることは

間違いないようです。英語ですと、「Japan」で1種類ですが、日本語になるとどうして2種類の

読み方になるのでしょうか?なんともややこしいですね。

この2つの読み方にはどういった違いがあるのでしょうか?

「日本」の読み方である、「にほん」と「にっぽん」の違いと、どちらが正しいのかについて調べてみたいと思います。

 

「にほん」と読む場合の例にはこんなものがあります。

 

「にほん」と読む場合、「日本航空」や「日本経済新聞」などが挙げられます。

「日本」をあらわす言葉として使われている1つが「にほん」です。国号として

「にっぽん」もありますが、歴史を調べてみると、「にっぽん」は奈良時代、

「にほん」の始まりは江戸時代とされていました。

ひらがな自体は平安時代に生まれました。「っ」という促音便と半濁音を表記方法がなかったので、

「にほん」に徐々に変化していったのだとされています。こうした歴史背景の中、

意味に大きな違いはなく、どちらを使用しても問題はないそうです。

国号の呼び方を統一することが、40年ほど前の国会で議論をされたことがあるようですが、

現在に至っては、双方どちらの呼称も定着していてきているので、統一の必要性がないという

結論にいたったようです。どちらを使用するかは好みになります。

ですが、場合によってはどちらかでなければならないこともあります。

例を挙げますと、「日本航空」や「日本経済新聞」を音読するときなどです。

これらを発音するときには「にっぽん」は誤りとなり、「にほんこうくう」「にほんけいざいしんぶん」となり、

「にほん」が正しいので、注意が必要です。

 

また、「にほん国語大辞典」「にほん医師会」、「二ホンオオカミ」、「東京・にほん橋」、

「にほん生命」なども「にほん」が正しい読み方になります。

今では「にほん/にっぽん」いずれも正しい国名とされています。


 

 

「にっぽん」と読む場合の例にはこんなものがあります。

 

元は日の出るところを表し、日本の伝統的な呼称「ひのもと」を音読したときの言葉とされています。

日本の読み方のもう1つが「にっぽん」です。

このように音読するのは奈良時代以降になります。大化の改新の頃に「日本」という表記が初めてされて、

これを音読するときに「にちほん」という呉音読みが採用されました。これが時代の変化とともに次第に

「にっぽん」と音読されるようになりました。

奈良時代以降の読み方であり、昭和9年には正式な呼称として国から国号呼称統一案として発表されました。

しかしながら、「ニホン」という読み方も人々に根強いものだったので、結局採択されることはありませんでした。

現在では、どちらを使っても良いことになっていますが、場合によっては使い分けが必要となります。

例をあげますと、「日本銀行」、「日本武道館」、「全日本空輸」などを音読するときです。

これらを発音するときには「にほん」は誤りとなり、「にっぽんぎんこう」「にっぽんぶどうかん」

「ぜんにっぽんくうゆ」となり、「にっぽん」が正しいので、注意が必要です。

日本のお札の正式名称は「日本銀行券」ですが、この読み方は「にっぽんぎんこうけん」で、

現物を確認してみるとローマ字で NIPPON GINKO という表記があります。

他には、「にっぽん放送協会(NHK)」「にっぽんテレビ」「近畿にっぽん鉄道」「西にっぽん鉄道」

「にっぽん郵便」「にっぽん体育大学」「NEXCO中にっぽん」「にっぽん郵船」などもあります。

企業や団体の多くは、「にっぽん○○」が正しいようです。


 

「にほん」と「にっぽん」この差はどんな基準で決まっているのでしょう?

 

日本の読み方が分かれてしまった理由としては、「国名の歴史」に由来しています。

日本の国号が使われるようになったのは、7世紀頃に遣唐使などのよって、

海外との貿易が盛んになり、人々が「日出ずる国」と呼ぶようになったことから、

日ノ本(ひのもと)となり、略して「日本」となりました。

「にっぽん」、または「じっぽん」と読まれていました。仮名で表記するときには、

「にほん」と記されていました。

外国人は、「にっぽん」または「じっぽん」と読み、日本人が日常的に使う際には、

「にほん」を使っていました。このような背景から、日本の正式な国号は、

「にっぽん」か「じっぽん」となりました。

後に、「じっぽん」はあまり使われなくなり、「にっぽん」のみが正式な名称として、

残りましたが、民間では、「にほん」が使われていたため、両方とも残りました。

最近では、ほとんど「にほん」と発音する方が多いようです。

「にほん」の方が言いやすいためではないでしょうか。

スポーツの国際試合では、日本の応援団が日本チームを応援する時の掛け声は

「にっぽん!にっぽん!」と耳にします。

「にっぽん」の方がリズム感あふれる力強い響きであるような気がします。

このように、現在の日本人は、口に出した時に違和感が無い方を選んでいる発音している傾向が強いようです。


 

終わりに

今回は「日本」の読み方は、「にほん」と「にっぽん」のどちらが正しいか、

その違いについて調べてみました。結論、日常会話ではどちらを使っても問題無いことがわかりました。

しかしながら、企業や団体名には、はっきりと正しい読み方が決まっている所もあるので、読み方を間違わないようにしてください。

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