ホットケーキとパンケーキの違いってどこ? 気になるところをまとめてみました

一時期は爆発的なムーブメントを引き起こし、全国津々浦々で専門店の開店が

相次いだケーキブームも、最近はひと段落した感があるものの、カフェメニューの

一つとしてすっかり定着したともいえるのがパンケーキです。スイーツだけでなく

数々のトッピングに変化を持たせることでランチでも食べる機会が通常の風景となりました。

ところが類似しているホットケーキとは混同されがちで、時には同一視されることも珍しくありません。

そこで今回は普段は厳密に区別されていない両者の違いについて考えてみましょう。

ホットケーキの名称について

 

日本ではホットケーキの名称がなじみ深い訳ですが、本当のところは商品名に由来するというのが真相です。

日本に初めて紹介されるのは比較的歴史が浅く、大正時代と言われています。

カステラなどが長崎などに輸入されたのが16世紀にさかのぼることに比較するとまざまざ新顔の側面を

有すると言ううことが出来るのです。商業販売されていた商品に名前の機嫌を直接探し出せるあたりに、

近現代ならではのエピソードを感じられるところでしょう。日本に紹介された当初は伝統的な和菓子の

「どら焼き」と混同されることもあったそう。泡立った生地にあまい味わいを感じるあたり、

間違っても仕方ないとも言えそうです。当時は時代の最先端を体現したようなハイカラなものであまり

一般的でも無かったと言えます。さらに時代は下り第二次世界大戦を経て、戦後に牛乳と卵さえ用意すれば

あとは専用の「ミックス粉」を混ぜれば家庭でも手軽に再現できる商品が販売されるにいたり、

爆発的なブームを巻き起こします。最近のブームを二次的なものとすれば、当時は日本国内で初めての

ブームとなったと評価して間違いないでしょう。ブームの火付け役となったお菓子メーカーの社長は

「温かい(ホット)なケーキだから、ホットケーキミックスでいいだろう」との判断でネーミング

されたとのエピソードもあるほどです。つまりこの名称は日本ならではのネーミングで、国内で

ガラパゴス的進化を遂げたアイテムの典型例と言えそうです。日本国内では通じますが、

海外では「何を言ってるの?温かいケーキなんてあるの?」との疑問を抱かれるだけで趣旨は通じません。

 

世界的にはパンケーキという方が普通か?

世界レベルでみるとパンケーキのほうがスタンダードといえます。

ですが日本ではこの名称についても誤解を抱かれる向きが多く、

冒頭の「パン」はいわゆるパン(ブレッド)という意味ではなく、

フライパンに由来するパン、つまり鍋を意味しているのです。

通常のお菓子のケーキのようにオーブンでは焼かない鍋で加熱した

ケーキと言う意味とのことです。どこかパン生地に似た食感も

感じられるので混同されがちですが、調理方法に着目したネーミングと

言うのが真相と言えます。もっとも海外でも小麦粉に卵や砂糖に水を

混ぜ込んだ生地をフライパンで両面を焼くスタイルに変わりはなく、

日本での調理内容と変わりはありません。ただし世界標準でみると、

三時のおやつのイメージが強い日本とは異なった様相を呈しているのが

興味深いところです。たとえばベーコンをのせたりナッツ類と一緒に食べたり、

果物をトッピングしたりと、その召しあがり方はどちらかと言うと食事に

近い内容になっています。日本では白米を色々などんぶりにアレンジしたり

するのがよくありますが、小麦粉の食文化が発達している欧米などでは、

より身近なメニューとして親しまれています。昨今の原宿や渋谷を発信源に

日本全国を席巻したのは、どちらかと言えば海外の食事に近いスタイルだったようです。

日本では目新しい食べ方などが注目を浴びて、ブームの原因となったといえます。

 

つまりパンケーキのカテゴリーの中にホットケーキが位置付けられる?

つまりパンケーキのカテゴリーの中にホットケーキは位置づけられていると考える

のが正しいと言えます。ただ日本では従来からの食べ方はバターでしっとり感を持たせて、

ハチミツをかけてスイーツとしての味わいを楽しむのが主流であったのは間違いないでしょう。

スイーツの側面が重視されたことから、生地はやや厚めでふんわりとした食感が好まれる

傾向が顕著でした。古典的な昔ながらの喫茶店では、このスタイルの名残を見出すことが

出来るでしょう。これに対して西洋を中心に発展を見せたパンケーキでは、

生地が薄く甘さも控えめになっており、ハチミツだけでなく生クリームやフルーツ、

場合によっては肉類を材料にしたメニューと一緒に食することもあります。

日本に比べるとかなりバリエーションに富むだけでなく、味わいもかなりシンプルになっています。

味が控えめでシンプルなことは個人の創意工夫でいくらでもオリジナルのメニューを

考案することが出来ると言った懐の深さを物語ると評価出来るでしょう。

こう考えるとホットケーキの名称が定着した日本では、まだまだスイーツの特性が

重視されていると言えます。これに引き換え海外ではパンケーキは食事のメニューとして

認識されているので、多彩な発展を見せている点に違いを見出すことが出来る訳です。

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