寺と神社の違いってどこ? 気になるところをまとめてみました。

日本は、歴史上さまざまな宗教が入り込んできていますので、国内にありえない建物が存在しています。たとえばスペインならばキリスト教の国ですがそこに仏教の建物があるわけではありません。逆に、タイランドは仏教の国として有名ですがそこにキリスト教の教会などが堂々とそびえ立っているわけはないです。このように、一つの国が成立するときになんらかの宗教が大きく影響しており、それが長年その国を支えるものとなっているわけです。ですが日本がさまざまな宗教を取り入れているのは、世界の他の国に比べて新しいものを吸収しやすい国民性だからと言われています。歴史的にみると、6世紀の後半ごろに朝鮮半島から仏教が伝来してきたことは歴史を勉強している人ならばしているでしょう。当時はまだ奈良時代にもなっていないことですので、その影響が少しずつ大きくなってくるのが奈良時代になります。な時代になると奈良県の平城京の近くで東大寺ができあがりそこで仏像を建造しました。仏像を建造したのはもう少し後のことですが間違いなく6世紀後半ごろにはいってきた仏教の影響といえるでしょう。
その後しばらく日本では仏教が信仰されてきましたが、16世紀になりキリスト教が日本にはいってきました。フランシスコザビエルといえば名前を覚えている人も多いかもしれませんが、キリスト教を日本に伝えた人の一人です。ただ、正しい歴史としてはキリスト教を日本に伝えたのはキリスト教を信仰して信者を増やすのが一番の目的ではなく、スペインが日本を支配するときに思想から支配していくことを考えました。つまり国民全体をキリスト教の信者にしておけば国を支配するのは容易と考えたわけです。ですが、賢い日本人はその手には乗らず思ったようにキリスト教は国内に広まりませんでした。戦国時代の末期になり、真実を知った豊臣秀吉は日本を支配することになるキリスト教の禁止令をだしその後の徳川家康も同じようにキリスト教を禁止します。そのため当時の建造物あまり残っておらず、かろうじて貿易が盛んだった出島周辺と明治時代開国をしてキリスト教の影響を受けた函館や横浜そして神戸などに残っている程度です。もちろん小さな教会などを合わせると日本中にたくさんありますが、日本とキリスト教はそれほど深い関係がないとされています。
なぜかといえばすでに仏教があったこととそれに加えて神道の考え方が広まっていたからです。実は宗教の歴史の中で最も古いのが神道と言われています。これは、日本の初期のころの歴史を伝える書物として知られている風土記などに出てきますが、その歴史書から判断すると当時から神道が人々の生活の中に入ってきていることがわかります。具体的にいえば、神社がこれにあたるわけです。つまり、神社の歴史こそが神道の歴史といっても過言ではないほどですが、国自体もこの神道を大切にしてきたため今現在でも日本に残っています。ただ現在は、神頼みや願い事をかなえる場所として知られており、結婚相手を探すことやお金が欲しい人が金運を願って手を合わせますが、何かと欲につながっている部分が存在します。神社の特徴を一言で言えば、鳥居が存在しそこをくぐると正面に社殿があります。お賽銭箱はなどが用意されていて、ぶらさがっている縄をふると上の方に鈴が付いていて、そこで手を合わせるような伝統が今でもあるのが特徴です。狛犬の石像などがあるところも多く、これは昔からの神様として知られているものです。
一方でお寺の場合にはお賽銭箱があるわけではなく、願い事をかなえる場所ではありません。そのため、お寺に行き大学受験の合格の祈願をしても意味がないと言うわけです。お寺の方は、神道ではなく仏教の流れをくんでいますので阿弥陀仏や釈迦三尊像などが置いてあるところも少なくありません。
このように、いろいろな宗教が融合していることでその違いが分からなくなってしまいますが、もともと仏教と神道から派生したものと覚えておけば間違いないでしょう。現在の日本では、たいてい近所を歩くとお寺らがありそして神社があるはずです。田舎の方でも同じように必ず家からそれほど遠くないところに神社とお寺があります。これは、各村には一つずつ作るように江戸時代に定められたものですので、今でも現存しているものは当時の歴史をそのまま引き継いでいるといえるわけです。
このような歴史を見ていくと、日本の歴史がどのような道を歩いて来たのかよくわかるでしょう。実は、教科書だけではなく身近なところに歴史は残っておりそれを再発見するきっかけになる可能性があります。また、これらのことを勉強したうえで実際に現地に行ってみると、何か感慨深いものを感じるかもしれません。いずれにしても、それぞれの建物のある意味やどのような価値があるかを判断したうえで実際に赴いてその雰囲気を味わってみるのもよいかもしれないです。

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